中古車との出会いは一期一会。
「まだ大丈夫。」
そう思っていた、その一日が運命を変えることもあります。
今回は、40歳のおっさんが実際に体験した「あと一歩」の悔しさをお届けします。
毎日、グーバイクを見る生活
第3話を書いてからというもの、気がつけば毎日のようにグーバイクを開いていた。
朝起きてチェック。
昼休みにチェック。
仕事が終わってチェック。
寝る前にもチェック。
「昨日と同じ車両しかないだろう。」
そう思いながらも、つい見てしまう。
完全にバイク探しが生活の一部になっていた。
そんな毎日の中で、気になるYZF-R25が何台も現れた。
その一台一台との出会いが、今でも忘れられない。
最初に問い合わせた赤いYZF-R25
最初に問い合わせたのは、2021年式の赤いYZF-R25。
走行距離は15,962km。
ABS付き、倒立フロントフォーク、さらに社外ステンレスフルエキマフラーまで装着されている。
価格は29.98万円。
条件だけ見れば、かなり魅力的だった。
問い合わせをすると、営業担当者から返信が届いた。
「現在、県外のお客様からお問い合わせをいただいており、すぐに契約となる可能性があります。」
……。
そんなことを言われたら気になってしまう(笑)。
「急がないと売れてしまうかもしれない。」
人間って本当に不思議だ。
そう言われると、一気に欲しくなってしまう。
やっぱり青がいい
次に見つけたのは、2019年式の青いYZF-R25。
走行距離はわずか4,988km。
「これは程度がいい。」
そう思った。
しかし価格は41.98万円。
さらに整備費や輸送費を含めると、予算オーバーになる可能性が高い。
問い合わせをすると、
「人気車種のため、お早めのご検討をおすすめします。」
との返事だった。
営業トークかもしれない。
でも、やっぱり気になる。
それだけ魅力のある車両だった。
「これだ」と思えた一台
そして現れたのが、この一台だった。
2019年式。
青。
走行距離13,347km。
価格34.8万円。
さらに、
- ETC
- 前後ドライブレコーダー
- WR’Sサイレンサー
- フェンダーレス
- マルチバー
- アジャストレバー
装備も申し分ない。
問い合わせをすると、お店の対応が本当に丁寧だった。
県外登録の流れ。
納車までのスケジュール。
必要書類。
初めて県外でバイクを購入する自分にも、一つひとつ分かりやすく説明してくれた。
「このお店なら安心して任せられそう。」
そう思えた。
画面を開くたびに、
「まだ残ってる。」
そう確認するだけで少し安心する。
お気に入りにも登録した。
家族にも、
「これ、かなりいいかもしれない。」
そんな話をするほど気持ちは傾いていた。
もう心の中では、このバイクでツーリングへ出かけている自分を想像していた。
翌日…
仕事中も頭の中は、そのバイクのことばかり。
「帰ったらもう一度連絡しよう。」
そう思っていた。
そして翌日。
いつものようにグーバイクを開く。
お気に入り一覧を見る。
……
……
そこにあったはずの青いYZF-R25。
その写真には、
「売約済み」
の文字が表示されていた。
一瞬、何が起きたのか分からなかった。
「え……。」
昨日まであったのに。
たった一日で、
誰かのバイクになってしまった。
中古車は、本当に待ってくれない。
その現実を、身をもって思い知った瞬間だった。
それでも探すのはやめられない
落ち込んでいても仕方がない。
もう一度、検索を始める。
そこで見つけたのが、もう一台の青いYZF-R25だった。
2019年式。
走行距離24,878km。
価格34.8万円。
装備は、
- ETC2.0
- アクラポビッチマフラー
- フェンダーレス
- スライダー
- Type-C電源
こちらのお店も対応がとても丁寧だった。
納車までの流れや必要書類まで詳しく説明してくれる。
「ここなら安心してお願いできそう。」
そう思える一台だった。
焦る気持ちと、冷静な自分
3台目を逃したことで、心の中に焦りが生まれた。
「また迷っていたら売れてしまう。」
そう思う一方で、
「焦って決めて後悔したくない。」
という気持ちもある。
バイク探しは、欲しい気持ちだけでは決められない。
慎重になりすぎれば、出会いを逃してしまう。
でも焦れば、後悔するかもしれない。
その絶妙なバランスが、本当に難しかった。
今回のひと言
「昨日まで画面にあった一台が、今日は『売約済み』になっていた。その文字の破壊力は想像以上でした。」
読者のみなさんへ
中古車探しで、
「あと一歩早ければ買えた。」
そんな経験はありませんか?
また、
「この条件だけは譲れなかった。」
というポイントがあれば、ぜひコメントで教えてください。
皆さんの経験談も参考にしながら、自分にとって最高の一台を探したいと思います。
次回予告
【第5話】契約目前でまさかの問題発生!?40歳のおっさん、最後の決断。
何台ものYZF-R25を見送り、
ようやく出会えた理想の一台。
しかし、
契約は簡単には進まなかった。
県外登録。
輸送。
必要書類。
初めての遠方購入。
40歳のおっさん、人生で一番ドキドキした契約が始まります。
40歳のおっさんのバイク復活計画 第4話 完


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