【第6話】「妻にはまだ言ってない。」40歳のおっさん、電話一本で購入を決意する。

バイク購入

バイクを買うとき、一番難しいのは車両選びではありません。

もしかすると、**「家族への報告」**かもしれません。

今回は、県外のバイクショップとの電話をきっかけに、ついに購入を決意した40歳のおっさんのお話です。


前回のおさらい

前回、県外で販売されている青い2019年式のYZF-R25について問い合わせをした私。

メールでは伝わらないことも多く、お店からこんな返事をいただいた。

「細かいご説明も兼ねて、一度お電話でお話しできれば幸いです。」

文章だけでは分からないことがある。

それなら、一度話を聞いてみよう。

そう決めた。


勇気を出して電話してみた

休日の昼間。

少し緊張しながら電話をかけた。

県外のお店。

しかも実車を見ないまま購入を検討している。

正直、不安しかなかった。

「本当に大丈夫なんだろうか。」

電話がつながるまでの数秒が、とても長く感じた。


電話の向こうは、とても話しやすい店員さんだった

電話に出てくれた店員さんは、とても丁寧だった。

こちらの質問にも、一つひとつ分かりやすく答えてくれる。

今回確認した内容は、

  • 支払総額
  • 配送費
  • 登録費用
  • 納車までの日数
  • 納車整備の内容
  • 車両の状態

そして、

「県外から購入するのは初めてなんです。」

そう伝えると、

初心者にも分かるように順番に説明してくれた。

電話をしているうちに、不安が少しずつ安心へ変わっていくのが分かった。


「この価格なら、なかなかありません。」

話の中で、一番印象に残った言葉がある。

「この価格で、この車両状態、このカスタム内容の車両は、なかなかありません。ぜひご検討ください。」

正直、その場では営業トークなのかなとも思った。

でも電話を切ったあと、改めてグーバイクで同じ条件の車両を探してみた。

すると、本当に見当たらない。

  • アクラポビッチマフラー
  • ETC2.0
  • フェンダーレス
  • スライダー
  • Type-C電源

さらに、

  • 2019年式
  • ヤマハブルー
  • 修復歴なし

自分が探していた条件が、ほぼすべてそろっていた。

「もしかすると、本当にいい一台なのかもしれない。」

そんな気持ちがどんどん強くなっていった。


一番うれしかったこと

電話の中で、自分の希望も伝えた。

「予算は45万円以内で考えています。」

すると店員さんは、

「少しでも安くできるように検討します。」

と言ってくれた。

最終的には、

輸送費を少しサービスしていただけることになった。

決して大きな値引きではない。

でも、本当にうれしかった。

値引きの金額じゃない。

「少しでも希望に近づけよう。」

そう考えてくれた、その気持ちがありがたかった。

その瞬間、

「このお店なら安心して任せられる。」

そう思えた。


最後まで残った不安

もちろん、不安がゼロになったわけではない。

一番気になっていたのは、

実車を見られないこと。

傷は本当に説明どおりなのか。

エンジンの調子はどうなのか。

写真だけでは分からない部分もある。

実際に調べてみると、県外から中古バイクを購入する人は珍しくない。

ただし、登録方法や配送、保証内容は販売店によって異なるため、購入前にしっかり確認しておくことが大切だと感じた。

それでも、

このお店なら嘘はつかない。

そんな信頼感があった。

バイクだけではなく、

「この人から買いたい。」

そう思えたことが、不安を少しずつ小さくしてくれた。


電話を切ったあと

電話を切ったあと、

不思議なくらい気持ちは固まっていた。

「ここで買おう。」

もう迷いはなかった。

3台目を逃した悔しさ。

毎日グーバイクを見続けた時間。

何店舗も回った休日。

全部が、この一台につながっていた気がした。


そして、やってしまった。

購入を決意した勢いで、お店へ連絡を入れた。

「購入したいと思います。」

送信。

……

……

「あっ。」

まだ妻に相談してなかった。

一番大事な相手を忘れていた(笑)。


本当の商談は、ここからだった

帰宅して、

少し緊張しながら妻に話した。

「実はね……バイク買おうと思う。」

もちろん、

すぐに「いいよ。」とはならない。

そこからは必死の説明だった。

  • なぜ250ccなのか。
  • なぜこの車両なのか。
  • なぜ県外のお店なのか。
  • 予算は守れていること。
  • 維持費も考えて選んだこと。
  • 焦って決めたわけではないこと。

自分の思いを、一つずつ伝えた。

そして翌日。

ようやく理解してもらえた。

その瞬間、

肩の力が一気に抜けた。

20代なら、

自分の気持ちだけで決めていたかもしれない。

でも40歳になった今は違う。

家族に理解してもらって迎える一台だからこそ、

きっともっと大切に乗れる。

そう思えた。


📝 今回のひと言

「バイクは車両だけで選ぶものじゃない。『この人から買いたい』と思える出会いも、運命の一台の条件だった。」


読者のみなさんへ

皆さんは、大きな買い物をするときに家族へどう伝えましたか?

「先に相談する派」

それとも、

「決めてから報告する派」

ぜひコメントで教えてください。


次回予告

【第7話】契約完了。そして納車を待つ時間が、一番長く感じた。

契約を終え、あとは納車を待つだけ。

……のはずだった。

待つだけなのに、時間がまったく進まない。

毎日スマホを見ては、お店からの連絡を待つ40歳のおっさん。

納車までの数日間は、想像以上に長かった。


40歳のおっさんのバイク復活計画 第6話 完

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